STEM医進ゼミナールの塾長日記

群馬県前橋市・高崎市を中心とする進学塾&予備校『STEM医進ゼミナール』。医学部や看護学部、理工系大学、高校受験、高卒認定、不登校支援も対応。

旧帝大・早慶上理・難関大 -思考系の問題が多い-

群馬県前橋市・高崎市・伊勢崎市を中心とする個別指導塾&予備校『STEM医進ゼミナール』。桐生市、みどり市からも通われています。

旧帝大早慶上理・難関大 -思考系の問題が多い-

旧帝大をはじめ東京工業大学や慶応大学理工学部などの難関大の入試問題は、当然ながら難易度は最も難しいです。しかし、個別にみていくと、旧帝大のなかでも比較的北海道大学はやや易しく、慶応大学の数学や京都大学の物理は基礎力が身に付く良い問題を数多く出題されていますが、これらの難関大の問題が解けても東京大学の問題だけは解けないという状況をよく目にします。東京大学は別途対策が必要です。特に記述対策は、欠かせません。東京工業大学が合格ラインにいても東京大学E判定なんてことはよくあります。東京大学の場合、答えはもちろんアプローチの方法も勉強しなければなりません。英語については、ネイティブが読んでも内容理科に苦しむような長文が出題されるため、文法や長文読解の基礎力はもちろん、専門的な知識も併せて習得しましょう。東京大学の英語は、難単語はあまり必要としませんが、長いリスニングや長文など「量」が多いです。京都大学はその逆で難単語の暗記が必要です。慶応大学は小論文の試験がありますが、筆記試験が合格ラインを超えないと小論文の採点を行ってもらえません。難関大を目指す方は、深い知識をつけるための長い勉強期間の確保が必要です。  また、医学部も含め難関大の理系科目の入試対策本のタイトルは「○○解法研究」となっていることをご存知でしょうか。難関大は、基礎力はもちろん一通りのことはしっかり身に付いたうえで、問題をどのように解き進めていくか研究を行うイメージです。実際の大学や企業での研究室の研究と同様に、ある仮説を立てそれに基づき解き進めていきますが、1つ解けたら新たな問題が見つかり、そして突破していく、これの繰り返しです。つまり解法を見つける研究なのです。この感覚を身に付けると、難関大の問題の見方が変わると思います。(難関大以外の大学は、問題を見たらある解法の候補があがり、過去問分析より解法の優先順位を決めて解き進めれば解けます。)